基本的な流れ
東栄電化工業では、
お客様みなさまにスムーズで効率的な部品設計・開発をしていただくため、
まず始めにお客様の要望を、メールまたはお電話にてお聞きした上で、
試作・サンプル作成を行い、簡易的な性能評価をしていただく事を推奨しています。
適用可能性の確認、または、製品実現のための問題が生じれば課題を明らかにした上で、
具体的なお打ち合わせ・面談をさせていただく場合が一般的です。
1―ご要望を具体的にお知らせください
母材合金の種類とともに、部品への表面処理をする上で要求される皮膜性能や使用環境などを具体的にご教示ください。
表面処理の種類・仕様をご提案させていただきます。
また、「現行の表面処理よりも性能を向上させたい」、「問題を解決したい」という場合は現行の表面処理の種類をお教えいただけるとより適切なご提案が可能になります。
■□■皮膜性能要求/使用環境の例■□■□
例1
・A6061(φ15×L20mm程度)
・300℃で1時間使用
・「クラックレスで有ること」
・現行の硬質アルマイトよりも摺動性を向上したい
例2
・A5052(φ35×L45mm程度)
・200℃で使用可能な艶消し黒アルマイト
・耐紫外線に優れる
・膜厚安定性(±5μm)
・現行の黒アルマイトだと色落ちしてしまう
例3
・A1050(50×40×t2mm)
・耐電圧1200V(AC)
・樹脂との接着性に優れる
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2―メールにてお打ち合わせ・ご提案
メールまたはお電話にて確認のご連絡を差し上げます。
ご提案の内容で問題なければ、サンプル作成・試作へ進みます。
必要に応じて機密保持契約を締結させていただきます。
3―試作費用見積もり依頼・発注・部材送付
試作品の図面(材質・形状・マスキングの有無・給電箇所)、表面処理の種類・仕様、数量が決定し、試作費用見積もり依頼の連絡をしていただきましたら、御見積書(表面処理費用・納期・その他取り決め事項記載)の発行までお待ち下さい。
試作品の形状は、製品と同等品が好ましいですが、製品と同材質の板材などテストピースでも可能です。
※弊社は部材の成形加工は行っておりません。
表面処理を施工するアルミニウム部材はご支給ください。
表面処理部材の送付は東栄電化工業株式会社 相模原本社工場までお願い致します。
東榮電化工業株式会社 相模原本社工場
〒252-0217
神奈川県相模原市中央区小町通2-5-9
4―表面処理後納品
所定の納期までお待ち下さい。
5―表面処理評価
性能・耐久性など、要求に合わせた試験で評価していただきますようお願いいたします。
結果の善し悪しに関わらず、評価結果を共有いただけますと、課題点・懸念点を踏まえ、改善策をご提案いたします。
6―打合せ・再試作・製品発注
6.1―打合せ
試作の評価結果・課題点・懸念点を踏まえ、お客様の製品実現に向けた詳細のお打ち合わせをさせていただきます。
6.2―再試作
初回の結果が良好であれば、より信頼性の高いデータを得るため、数量・品種を増やして複数回のトライを承ります。
初回の結果が好ましくない場合は、課題点・懸念点を解消可能な表面処理の仕様を再提案させていただきます。
※再度、御見積書を発行させていただく場合がございます。
6.3―製品発注
性能・耐久性など無事クリアできましたら、製品の発注を心よりお待ちしております。
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